なぜ南インドカレーが大ブーム?北との違いと絶品ミールスの魅力を徹底解説

なぜ南インドカレーが大ブーム?北との違いと絶品ミールスの魅力を徹底解説

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日本の外食市場で長く親しまれてきたインドカレーの多くは、実はパキスタン国境に近い北インドやムガル帝国宮廷料理の流れを汲むものです。これに対して、近年のスパイスブームを牽引しているのがインド南部(タミル・ナードゥ州、ケララ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州など)の郷土料理です。この2つは、気候・主食・油脂・使用するスパイスの構成において完全に別物といっても過言ではありません。

南インドは年間を通じて高温多湿な熱帯気候であり、広大な稲作地帯が広がっています。そのため主食は小麦(ナンやチャパティ)ではなく米(ライス)が中心です。さらに、乳脂肪分(ギーや生クリーム、バター)を多用して濃厚にとろみをつける北インドに対し、南インドではココナッツオイルや植物油をベースにしたサラサラの仕立てが基本となります。この軽やかな口当たりとスピーディーな消化の良さが、現代の健康志向と見事に合致したことがブームの決定的な引き金となりました。

比較項目南インドカレー北インドカレー編集部の分析・実食評価主食米(ソナマスリ米・バスマティ米)、ドーサ小麦(ナン、ロティ、チャパティ、パラタ)日本人の米食文化と圧倒的に親和性が高い。油脂・質感植物油・ココナッツ油(サラサラで低脂肪)ギー・生クリーム・カシューナッツ(濃厚でとろみ強)食後の胃もたれ感が極めて少ないのが特徴。味の骨格タマリンドの酸味、黒胡椒の辛味、豆の旨味玉ねぎの甘み、トマトのコク、ガラムマサラの芳香酸味とキレのある辛味が食欲を刺激し続ける。代表的スパイスカレーリーフ、マスタードシード、ホールペッパークミン、コリアンダー、シナモン、カルダモンテンパリング(油で炒めて香りを抽出)の鮮烈さが際立つ。推定カロリー(1食)約550〜700kcal(ミールス標準)約850〜1,100kcal(バターチキン+ナン)カロリー差は歴然。糖質・脂質管理に最適。
中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。