建築図面の「Fl」とは?GlやSlとの違いと高さの基準を徹底解説

建築図面の「Fl」とは?GlやSlとの違いと高さの基準を徹底解説

建築図面の「Fl」とは?GlやSlとの違いと高さの基準を徹底解説について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

Q1:図面に「1FL=GL+500」とある場合、どういう意味ですか?
A1:設計地盤面(GL)よりも500mm高い位置に1階の床仕上面(1FL)を設定していることを意味します。地面からの湿気侵入を防ぎ、大雨時の浸水リスクを低減させるため、一般的な住宅ではGLから450〜600mm程度高く設定されます。

Q2:リノベーション現場でFLが変わることはありますか?
A2:頻繁にあります。既存のフローリングの上に新しい床材を重ね貼り(レイヤード工法)したり、置床(フリーアクセスフロアや遮音二重床)を新設したりすると、既存のFLより床が上がります。その結果、ドア枠のアンダーカットやサッシ・框(かまち)との段差解消が必要になります。

Q3:構造図と意匠図で高さの数値が異なるのはなぜですか?
A3:意匠図は最終的な仕上げ面である「FL」を基準に寸法を追っているのに対し、構造図はコンクリート躯体や鉄骨天端である「SL(Slab Level)」や「梁天端(FG/2G天端)」を基準に数値を記載しているためです。この仕上げ厚(差引寸法)の違いを理解して図面を照合することが大切です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。