志望校選定において保護者が直面する最初の壁が、大手模試ごとに提示される偏差値の大きな差です。成立学園中学校の偏差値帯を正確に読み解くには、母集団の学力層が異なる各模試の特性を把握しなければなりません。
大手模試各社が公表する最新データを精査すると、四谷大塚の合不合判定テストにおける偏差値は36〜40のレンジに収まります。難関・上位校志望者が多く集まる四谷大塚の母集団では控えめな数値として出力されますが、中堅・上位校受験層が広く参加する首都圏模試(統一合否判定テスト)では44〜49という基準値が示されています。さらに、上位特待生を選抜する特別日程や午後入試においては、首都圏模試ベースで50の大台に迫るケースも見られます。
大手進学塾の進路指導担当者は次のように指摘します。「模試の数値だけを見て『基礎レベルだから無対策でも合格できる』と侮るのは危険です。成立学園の入試問題は、単なる知識の暗記ではなく、与えられた資料や文章から論理的に答えを導く思考力を問う傾向が強まっています。表面上の偏差値と、実際の入試現場で求められる対応力には明らかなギャップが存在します」。