単なる機能競争の領域を超え、首脳陣による直接的なイニシアチブの争いが泥沼化している。サム・アルトマン率いるOpenAIは、対話機能の中に高度な推論エンジンを組み込み、自律的にタスクを完遂するAIチャットボットのエコシステム構築を進める。
これに対し、数十億人のユーザー基盤を盾にとるマーク・ザッカーバーグは、WhatsAppをはじめとする自社ソーシャル網全般へ自社開発AIを深層統合する作戦に出た。ユーザーが意識することなくAIのサポートを受けられる体験を提供することで、新規参入組を遮断しようという構えだ。トップ二人のビジョンの違いが、アプリの使い勝手に決定的な差を生み始めている。