西高校を語る上で欠かせないのが「文武両道」ならぬ「文武二道」の精神です。これは「勉強と部活をバランスよくこなす」という妥協的な意味ではなく、「学問も部活動も、双方が独立した本道であり、どちらも一切手を抜かずに極める」という強烈な矜持を表しています。
生徒の部活動加入率は9割を超え、アメフト部(西高ベアーズ)やテニス部、陸上部などの運動部から、管弦楽部、囲碁将棋部などの文化部まで、都大会・全国レベルで活躍する団体が数多く存在します。
秋を彩る熱狂の「記念祭(文化祭)」
毎年9月に開催される「記念祭」は、西高生のエネルギーが凝縮される最大の行事です。企画から運営、装飾、音響・照明に至るまで、教員の手を借りずに生徒会および記念祭実行委員会が完全主導します。来場者を圧倒する巨大アーチの制作や、高度な学術展示、ハイレベルな演劇・演奏など、そのクオリティは一般的な高校の文化祭の枠を完全に超えています。
卒業生の手記やOB・OGの証言でも、「記念祭をやり切った経験が、その後の大学受験や社会人生活におけるタフな推進力の原点になった」と語る声が目立ちます。各界で活躍する出身有名人(ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊氏、経済界トップ、政治家、宇宙飛行士、クリエイターなど)を多数輩出している背景にも、この自主的な探究と実行の経験が息づいています。