この異様な地下空間は、映像クリエイターたちの創作意欲を刺激し続けている。映画『シン・ゴジラ』において、首都防衛と国家機能の維持をめぐる象徴的なロケーションとして永田町の地下が描かれたのは記憶に新しい。怪獣災害という極限状態において、地下インフラがいかに国家中枢の命綱となるかがリアルに演出された。
近年では、Netflixのオリジナルドラマや政治・都市開発ドキュメンタリーでも、東京の地下要塞を象徴する舞台としてしばしばモチーフに選ばれている。NHK NEWS WEBの特集企画でも、首都直下地震を想定した深層地下駅の防災機能が取り上げられ、単なる交通結節点を超えた「都市の防壁」としての存在感が再評価されている。