「白・青・赤」の3色を使った国旗を見分けるのに、複雑な専門知識は必要ない。目の前にある旗が「縦三色」か「横三色」か、まずは分割の方向に注目するだけで識別は一気に容易になる。
最も識別しやすいのが、左から「青・白・赤」の順で縦に分割されたフランス共和国の国旗だ。アパレルやカフェの意匠でも馴染み深いこの縦三色パターンは、他国と見間違えようのない圧倒的な知名度を誇る。一方で、ストライプが横方向に走っている場合は、一番上の色と縦横の比率が判定の決定打となる。
横三色で上から「赤・白・青」の順ならオランダ王国、逆に上から「白・青・赤」の順であればロシア連邦だ。さらに細かく観察するなら「縦横比率」に目を向けたい。オランダやロシアは「2:3」の標準比率だが、一部の国では横長の「1:2」を採用している。また、スロバキアやスロベニアのように、ロシアと同じ「白・青・赤」の横三色を踏襲しながらも、左側に固有の国章(紋章)を配置して識別を図る国も存在する。「ストライプの向き」「最上部の色」「紋章の有無」というステップさえ把握すれば、類似するどの国旗であっても瞬時に見分けることが可能だ。