愛犬のまつげが異常に長い理由は?切っていいのかと潜む病気サイン

愛犬のまつげが異常に長い理由は?切っていいのかと潜む病気サイン

愛犬のまつげが異常に長い理由は?切っていいのかと潜む病気サインとはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

見た目には美しく伸びているように見えても、生え方や生える位置に異常がある場合は深刻な眼病を引き起こします。愛犬の顔周りで犬の目やに・涙やけの原因を追究した結果、まつげのトラブルが判明するケースは非常に多く報告されています。

警戒すべき異常には、主に以下の3つのパターンが存在します。

1. 睫毛乱生(しょうもうらんせい / いわゆる逆さまつげ)
まつげの生える位置自体は正常であるものの、毛の生える方向が眼球側(内側)に向かって湾曲して生えてしまう状態です。

2. 睫毛重生(しょうもうじゅうせい)
まぶたの縁にある「マイボーム腺(脂質を分泌する穴)」の開口部から、本来生えるはずのない余分なまつげが生えて眼球を刺激する疾患です。

3. 異所性睫毛(いしょせいしょうもう)
まぶたの内側にある結膜を突き破って、眼球に直接触れる位置から太く硬いまつげが生えてくる極めて危険な状態です。瞬きをするたびに角膜をナイフのように削り取るため、激しい痛みを伴います。

見逃してはならない犬の逆さまつげの症状として、頻繁に目をショボショボさせる(羞明)、片目だけを細める、涙が止まらず目頭が赤茶色に変色する、黄色や緑色のドロっとした目やにが出る、白目が充血しているといったサインが挙げられます。悪化すると角膜に穴が開く「角膜潰瘍」へと進行し、失明の危機に瀕することもあるため早期発見が生命線です。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。