シーズン中の焦点は、ヤクルトにおける石川の登板予定がどのように組まれるかにある。高津臣吾監督をはじめとする首脳陣は、石川を単なる客寄せや記録作りのための特別枠として扱うことは一切していない。「勝てる見込みがある試合、チームの勝利に貢献できる状態」を見極めて一軍登録を行っている。
近年の傾向を分析すると、神宮球場でのカード頭や、相性の良い広島戦、中日戦などの本拠地・得意球場に合わせた登板が組まれることが多い。球数が70球から80球、5イニング前後を目処にした降板パターンが定着しており、リリーフ陣の整備状況が勝敗に直結する。石川の200勝達成確率をデータ面から精査すると、年間で5〜8試合程度の先発機会を得られるかどうかが分岐点となる。
仮に1シーズンで7試合に先発し、クオリティスタート(6回自責点3以下、または5回自責点2以下)を達成したとして、勝敗が付く確率は5割前後。救援陣がリードを守りきり、打線が序盤に援護点をもたらせば、年間で2勝から3勝の積み上げは十分に計算できる。首脳陣の綿密なローテーション再編プランこそが、偉業達成への生命線となっている。