テレビ朝日の看板報道番組『サタデーステーション』におけるメインキャスターとしての活躍は、彼女のキャリアにおける大きな転機となった。週末の夜という、一週間の出来事を整理し次の時代を捉え直す時間帯において、冷静かつ温かみのある語り口は多くの支持を集めた。
単に原稿を読み上げるのではなく、ニュースの背景にある人々の感情や社会構造の歪みにまで思いを寄せる姿勢。そこには、時に厳しい現実を直視しながらも、言葉の力を信じて真実を伝えようとするプロフェッショナリズムがみなぎっていた。視聴者が求めているのは記号的なニュースではなく、血の通った対話であるという彼女の信念が、番組の個性を決定づけたと言える。