近年、バーチャル高校野球の配信や数々のスポーツドキュメンタリー番組を通じて、広陵高校のチーム作りの裏側が全国に発信されている。映像に映し出されるのは、部員一人ひとりが自主的に考え、動く組織の姿だ。
部員数が100名を超える大所帯でありながら、誰ひとりとして蚊帳の外に置かない。レギュラー陣だけでなく、スタンドで応援する部員や記録員までが「自分がチームの勝利にどう貢献できるか」を自発的に模索する。指示待ちの集団ではなく、個々が主体性を持った強固な組織構造。これこそが、長いシーズンや過酷なトーナメントを勝ち抜くための最大の武器となっている。