不安障害の克服に向けて、医療の現場ではどのようなアプローチが取られているのでしょうか。日本精神神経学会のガイドラインでも推奨されているのが、薬物療法と認知行動療法の組み合わせです。
認知行動療法は、患者自身が陥りやすい極端な思考パターンや恐怖の捉え方を分析し、少しずつ現実的で柔軟な物事の見方に修正していく心理療法です。専門医によると、芸能人のように常に人前に立つ職業では、「失敗してはならない」「失望させてはならない」という強い認知の偏りが症状を悪化させることが多いため、このアプローチが極めて有効だとされています。焦らず段階的に復帰を目指す支援体系が定着しています。