過去には『NHKスペシャル』をはじめとする社会問題ドキュメンタリーで、行き場を失った若者たちの苦悩や貧困の象徴としてスポットが当てられてきた。また、YouTubeなどの動画プラットフォームでは、センセーショナルな街頭撮影動画が何百万回も再生され、危険な場所というパブリックイメージが固定化された経緯がある。
だが、メディアのカメラが去った後の現場では、警察による摘発だけでなく、福祉機関やボランティア団体による若者支援のアプローチも地道に継続されている。単に路上から人間を排除するのではなく、背景にある社会課題に手を差し伸べる支援の枠組みが作り上げられつつある点は、SNSの拡散動画では決して伝わらない真相だ。