近年、世界的なムーブメントとなったシティポップの文脈においても、彼の果たした役割は極めて大きい。都市の洗練された日常を描き出しつつも、どこか皮肉めいた視点を忍ばせた洗練のサウンドメイキング。Spotifyをはじめとするグローバルなストリーミングプラットフォームでも、彼の初期作品や関連楽曲は今や国境を越えて若者世代に聴き継がれている。
1980年代後半に結成されたビブラストーンの存在も忘れてはならない。当時、日本語でラップを乗せること自体が「不可能」「不自然」と囁かれていた時代。圧倒的な生バンドのファンクサウンドに乗せて社会風刺の効いた言葉を叩きつけた。まさに日本語ラップの真のパイオニアであり、その圧倒的なライブパフォーマンスは今も語り草となっている。