この引退劇で最も大きな打撃を受けた作品の一つが、テレビ朝日系の国民的刑事ドラマ『相棒』シリーズでした。成宮さんは2012年(season11)から2015年(season13)まで、水谷豊さん演じる杉下右京の3代目相棒・甲斐享(カイト)を熱演。若さと青臭い正義感を併せ持つキャラクターとして、歴代屈指の人気を誇っていました。
引退発表当時、成宮さんはすでに『相棒』を卒業していましたが、将来的な再登場やスピンオフを期待するファンの声は根強く存在していました。しかし突然の引退と薬物疑惑報道により、テレビの再放送枠では甲斐享出演エピソードの放送が見送られるなど、実質的な封印状態を余儀なくされた時期もありました。
共演者やスタッフの間でも彼の芝居への真摯な姿勢を知る者は多く、事実確認が曖昧なまま一人の類まれな才能が画面から去っていったことに対し、業界内からも深い惜別の声が相次ぎました。