夜間のロードサイドに君臨する巨大ブランド各社も、それぞれ異なるアプローチで深夜ドライバーを囲い込んでいる。
国内最大手のENEOSホールディングスは、圧倒的な店舗ネットワーク網を武器に主要国道と産業道路の結節点を確実に制圧する。どこを走っていても見つかる絶対的な安心感は同社の最大の強みだ。一方、出光興産は「apollostation」へのブランド統一を機に、給油だけでなく深夜のEV充電やカーケア拠点の集約を進め、利便性の向上に舵を切った。
コスモエネルギーホールディングスは、独自のデジタルマーケティングと連動させた会員価格の透明性で深夜利用者の囲い込みを図る。さらに、独立系として独自の存在感を放つキグナス石油は、地域密着型の柔軟な価格設定と幹線道路沿いの戦略的立地でドライバーの支持を集める。各ブランドが繰り広げる深夜の拠点戦略は、長距離ドライバーの運行計画を左右する重要な要素となっている。