なぜこれほどまでに雨雲の動きが正確に捉えられるようになったのか。その答えは、国土交通省や気象庁が導入を進めてきた「XバンドMPレーダー」の存在にある。従来の広域レーダーに比べ、数百メートルメッシュという極めて細かい解像度で雨滴の密度や風向きを観測できるため、局地的な土砂降りや落雷の危険度を精度高く検出できるのだ。
さらに気象庁が提供する「高解像度降水ナウキャスト」は、250mメッシュの緻密さで雨雲の動きを解析。これにより、和歌山市の「北部エリアでは土砂降りだが、南部エリアではまだ曇り空」といったピンポイントの雨量変化までリアルタイムに捉えることが可能になった。