地震発生時に広まりやすい誤解として、「小さな地震が起きたからエネルギーが解放されて大地震は起きない」という俗説があります。実際には、マグニチュード(M)が1つ小さくなるとエネルギーは約32分の1、2つ小さくなると約1000分の1に激減するため、M3〜4クラスの小規模地震が数回発生したところで、巨大地震のエネルギーが逃げることはありません。
また、地震直後に「水道が止まる前に浴槽へ水をためるべき」という情報が一斉に拡散されがちですが、揺れ直後に全員が一斉に給水を行うと配水管の急激な水圧低下を招き、近隣地域全体の給水機能に支障をきたす恐れがあります。断水情報が出ていない段階での過剰な買い占めやパニック行動は控え、身の回りの安全確認に専念してください。
【プロの結論】いま取るべき行動・控えるべき行動
【今すぐ取るべき行動】
- 家具の転倒防止器具の緩みや、高い位置にある危険物の再点検
- スマートフォンやモバイルバッテリーの充電確保
- 家族や同居人との緊急連絡手段(災害用伝言ダイヤル171など)の再確認
【今すぐ避けるべき行動】
- SNS上の根拠のない「予言」「前兆」情報の無批判な拡散
- スーパーやドラッグストアでの水・食料の過剰な買い占め
- 不要不急の問い合わせ電話による通信回線や自治体窓口の圧迫