エスプレッソはそのまま飲むな?本場イタリア流の飲み方と初心者の新常識

エスプレッソはそのまま飲むな?本場イタリア流の飲み方と初心者の新常識

エスプレッソはそのまま飲むな?本場イタリア流の飲み方と初心者の新常識とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

カフェのメニュー表に並ぶ「ソロ(Solo)」と「ドッピオ(Doppio)」。言葉の響きは知っていても、具体的な抽出量やカフェイン量、どちらを選ぶべきかの判断基準を正確に把握している人は多くありません。

基本となる「ソロ」はイタリア語で「単一」、すなわちシングルショット(粉量約7〜9g、抽出量約25〜30ml)を指します。これに対して「ドッピオ」は「ダブル」、粉量も抽出量も完全に2倍(粉量約14〜18g、抽出量約50〜60ml)にしたものを意味します。単に薄めて量を増やしたわけではなく、成分濃度を同一に保ったまま容量をスケールアップさせた仕様です。

メニュー種別抽出量・標準粉量味わいの特徴・濃度感編集部の見解・おすすめの用途エスプレッソ(ソロ)約25〜30ml
(粉量 7〜9g)最も標準的。濃厚なコクとアロマが短時間で凝縮。食後のリフレッシュや短時間での気分転換に最適。初心者が基本を知るならまずこれ。エスプレッソ(ドッピオ)約50〜60ml
(粉量 14〜18g)濃度を保ったまま液量が2倍。カフェイン摂取量も倍増。ソロでは物足りない愛好家や、長めにアロマを堪能したいシーン、強烈な覚醒効果を求める朝に向く。リストレット約15〜20ml
(粉量 7〜9g)抽出時間を短縮。苦味成分が出る手前でカットした極上の甘み。苦味が苦手な人に最もおすすめ。雑味がなくフルーティーな酸味と濃密な甘みだけを抽出。ルンゴ約40〜50ml
(粉量 7〜9g)抽出時間を延長。さらりとした質感だが後半の苦味が抽出される。アメリカーノ(お湯割り)とは異なり、抽出由来のシャープなビター感を楽しみたい玄人向け。

スターバックスをはじめとする大手シアトル系カフェチェーンでも、これらの仕様を理解していればオーダーに迷うことはありません。例えばスターバックスでデミタスカップの本格的なエスプレッソを楽しみたい場合、レジで「エスプレッソをソロ(またはドッピオ)で、店内のマグカップで」と伝えるだけで注文が完了します。

さらに通好みのカスタマイズとして知っておきたいのが「リストレット抽出」の指定です。スターバックスのラテ系ドリンクや単体エスプレッソでは、無料で「リストレットに変更」とオーダーできます。抽出液の前半部分のみを抽出するため、シアトル系特有の深煎りの力強いロースト感を残しつつ、後口の渋みや嫌な苦味を劇的に和らげることが可能です。コンディメントバーやレジ横にあるブラウンシュガーを1スティック投入すれば、極上のキャラメルシロップのような滑らかな喉越しを気軽に体感できます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。