大手住宅ポータルやSNS、地域コミュニティにおいて語られる住民の一次情報・手記から、街のリアルな生活実態を深掘りします。
パークシティ新川崎の分譲初期から暮らす住民手記や、近年近隣の賃貸・新築マンションへ移住した子育て世帯のヒアリング取材からは、共通する「二面性の魅力」が浮かび上がってきます。
「引っ越してきた当初は、駅前にチェーンの居酒屋やカフェが少なくて退屈に感じました。しかし、鹿島田商店街へ足を延ばせば個人経営の青果店や総菜屋があり、新川崎スクエアには遅くまで開いているスーパーがある。新川崎側で静けさを手に入れ、鹿島田側で下町の利便性を享受する使い分けができるようになってから、これほど暮らしやすい街はないと確信しました」(30代・IT企業勤務・居住歴4年)
新川崎駅の西側エリアには、昭和後期に開発された大規模マンション群「パークシティ新川崎」が緑豊かな街並みを形成しています。敷地内には豊かな植栽、広場、歩車分離の遊歩道が整備されており、車の侵入を心配することなく子どもを遊ばせることができる環境が整っています。この「駅から徒歩数分で喧騒から完全に切り離される住環境」は、繁華街化が進んだ武蔵小杉や川崎駅周辺では手に入りにくい価値です。
一方で、知恵袋や地域掲示板に投稿された「リアルな不満点」にも耳を傾ける必要があります。特に目立つのは「平日の夜遅くに営業している飲食店の少なさ」です。残業で深夜に帰宅した際、駅前でさっと食事を済ませられる選択肢は牛丼チェーンやコンビニ、駅そば程度に限られます。外食主体のライフスタイルを送る一人暮らしにとっては、やや味気ない住環境に映ることは否めません。