お昼寝布団選びにおいて、最も避けるべき初歩的なミスは「入園説明会(2月〜3月)の前に一式を揃えてしまうこと」です。自治体からの内定通知を受け取った直後、安堵感と準備の焦りからネットでポチッと購入してしまい、その後の説明会で配布されたプリントを見て青ざめる保護者が毎年続出しています。
現在、公立・私立を問わず多くの認可保育施設で急速に導入が進んでいるのが、床から数センチ浮かせたメッシュ構造の簡易ベッド「コット」です。厚生労働省およびこども家庭庁が推進する午睡時の安全対策(乳幼児突然死症候群=SIDS防止ガイドライン)や、保育士の重労働軽減・腰痛防止策の一環として、敷布団を撤廃する園が年々増加しています。
コットを採用している園では、一般的な敷布団は不要であり、求められるのは専用の「コットカバー」または「バスタオル」のみです。知らずに高価な敷布団セットを購入してしまった場合、数千円から1万円近い出費が無駄になってしまいます。さらに、保育園のコットカバーサイズには「100cm前後(乳児用ミニサイズ)」と「130cm前後(幼児用レギュラーサイズ)」が存在し、四隅のゴムバンドの仕様や名前布の縫い付け位置まで厳密に指定されるケースが珍しくありません。
また、従来の敷布団を使用する園であっても、保育園お昼寝布団のサイズ指定と選び方の詳細には自治体や園独自の「ローカルルール」が存在します。「敷布団のサイズは70×120cm厳守」「敷布団の厚みは3cm以上5cm未満」「ファスナー式は指を挟む恐れがあるためスナップボタンまたは紐留めのみ許可」といった細かなレギュレーションが存在するため、事前の園案内資料を確認しないまま購入するのは極めて高いリスクを伴います。