「スカルプをすると爪が薄くなってボロボロになる」という言説が広く流布していますが、爪が激しく痛む原因の約8割は不適切な取り扱いとセルフオフに起因します。
アクリル樹脂は自爪と強力に密着しているため、爪切りで無理やり切ったり、浮いてきた部分を手で力任せに剥がしたりすると、自爪の表面層(背爪・中爪)が一緒に剥ぎ取られてしまいます。これが「自爪がペラペラになる」最大の原因です。
また、装着から4週間以上放置すると、根元の伸びた部分に隙間(リフト)が生じます。この隙間に手洗い時の水分や皮脂が溜まり、常在菌の一種である緑膿菌が繁殖して爪が緑色に変色する「グリーンネイル(爪細菌感染症)」を引き起こすリスクが高まります。
安全にスカルプを楽しむための正しいオフ手順は以下の通りです。
- ファイル(爪やすり)で表面のトップコートや厚みを半分程度まで削る。
- アセトン(専用溶剤)を含ませたコットンを爪に密着させ、アルミホイルで指先を完全に包み込む。
- 15〜20分程度放置し、アクリルがゲル状に溶け崩れたらウッドスティック等で優しく除去する。
- 一度で落ちない場合は無理に削らず、再度アセトンを浸透させる工程を繰り返す。