岐阜市周辺の公立高校受験を語る上で欠かせないのが「岐阜五校」(岐阜・岐阜北・加納・岐山・長良)の存在です。昭和の学校群制度の名残を受け継ぎつつも、現在の単独選抜下においてその難易度は階層化しています。合否判定において極めて重要なのが、各校が定める「内申点(調査書評定)」と「学力検査当日点」の配分割合です。
岐阜県の公立高校一般選抜では、中学校1年・2年・3年の評定合計(最大135点満点)が用いられます。進学校における内申点と当日点の比率は、岐阜高校や岐阜北高校が「内申3:当日点7」を採用し、当日の筆記試験における高得点力を最優先する設計となっています。対して、加納高校や岐山高校、長良高校では「内申4:当日点6」または「5:5」の設定が見られ、日頃の定期テストや提出物、授業態度が色濃く反映される岐阜県公立高校の内申点ボーダーをクリアしているかが勝負の土台となります。
合格者の得点帯を検証すると、岐阜五校の合格ラインには厳然たる数値基準が存在します。500点満点の学力検査において、岐阜高校を目指す場合は440点〜460点以上かつ中3内申42〜45、岐阜北高校では415点〜430点かつ内申39〜42、加納高校普通科では400点〜415点かつ内申37〜40が事実上のボーダーラインとして機能しています。このラインを下回る場合、内申の持ち点による逆転は数学や英語の難問対策が万全でない限り極めて困難な勝負を強いられるのが現場のリアルです。