恋ダンスの振付を手掛けたのは、PerfumeやBABYMETAL、東京五輪開会式・閉会式の演出でも知られるトップ振付師のMIKIKO氏です。彼女が手掛けるダンスの真骨頂は、「幾何学的で洗練されたポーズ」と「誰でも真似したくなる愛らしいキャッチーさ」の絶妙な共存にあります。
『逃げるは恥だが役に立つ』のエンディングにおいて、主演の新垣結衣をはじめとするキャスト陣が見せた動きは、プロのダンサーのように激しく跳び回るものではありません。上半身のアイソレーション(身体の部位を独立して動かす技術)をベースにしながらも、基本は定点カメラの前で完結するような省スペース設計が施されています。この「狭い空間でも踊れる親しみやすさ」こそが、一般視聴者の「踊ってみた」動画投稿を促し、未曾有のバイラル現象を生み出した最大の仕掛けでした。