サマーポケッツ聖地巡礼において、ファンが最も心を震わせるのがヒロインたちと過ごしたあの景色の現存度です。各島に点在する主要ロケーションの現在地と見どころを整理します。
男木島灯台ロケーション:紬ヴェンダースと見上げた白亜の情景
男木島の北端に位置する男木島灯台は、ヒロインの一人である紬ヴェンダースのルートにおいて決定的な役割を果たす聖地です。1895年に初点灯した無塗装の総御影石造りで、日本の灯台50選にも数えられる歴史的建造物。灯台守の宿舎を改装した男木島灯台資料館が隣接しており、作中で描かれたレトロな外観と瀬戸内海を行き交う船の眺望がそのまま残されています。港から徒歩で約30分の距離にあり、道中の穏やかな坂道も含めて作中の空気感を色濃く残しています。
鳴瀬しろは神社モデル:男木島・豊玉姫神社から見下ろす海
メインヒロインの鳴瀬しろはがスイカバーを口にしながら佇んでいた神社の境内。その鳥居越しに紺碧の瀬戸内海と集落の甍(いらか)を一望する構図のモデルとなったのが、男木島集落の高台に鎮座する豊玉姫神社です。急勾配の石段を登りきった先に広がるパノラマビューは、ゲーム本編のキービジュアルやアニメーション映像と寸分違わぬアングルを保っており、参拝に訪れるファンが息をのむ瞬間となっています。
加藤うみロケーション&直島サマポケ聖地:本村エリアの路地と加藤家
主人公・羽依里が居候し、チャーハンを振る舞う加藤うみとの掛け合いが繰り広げられた親戚の家。そのモデル周辺の情景は、現代アートの島として世界的に有名な直島の本村(ほんむら)地区に息づいています。古い木造家屋が立ち並ぶ入り組んだ路地、黒板塀が続くノスタルジックな景観は、歩いているだけで作中の日常に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。直島役場周辺や宮浦港の風景も各所に散りばめられており、アート作品巡りと並行して散策できる点が特徴です。
女木島海水浴場モデル:鴎の冒険へと続く白い砂浜
「鬼ヶ島」の別名を持つ女木島には、久島鴎のルートやオープニング映像で印象的に描かれた砂浜のモデルが存在します。女木港のすぐ南側に広がる女木島海水浴場の防波堤と弓なりのビーチは、夏になれば透明度の高い海が広がり、作中で描かれた眩しい陽光のきらめきをリアルに体感できるスポットです。港には「おにの館」などの案内施設があり、レンタサイクルを借りて海岸線を疾走する体験は巡礼者にとって定番のルートとなっています。