相模湖ピクニックランドの現在|改名理由と閉園疑惑の真相を追う

相模湖ピクニックランドの現在|改名理由と閉園疑惑の真相を追う

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かつての姿を知る世代が現在の敷地に足を運ぶと、その変貌ぶりに目を見張ることになります。現地を丹念に観察すると、昭和の牧歌的な残像を残しながらも、極めて現代的なアミューズメント施設へとアップデートされている実態が浮かび上がります。

象徴的なのが、標高370メートルの山頂崖っぷちにそびえ立つ巨大クライミングアトラクション「マッスルモンスター2」と、吊り橋型アトラクション「絶叫吊橋 風天」です。昔のピクニックランドといえば、地面に固定された丸太を跳び移る素朴なアスレチックが代名詞でしたが、現在は命綱(ハーネス)を装着して天空のスリルを味わう絶叫系アクティビティが目玉となっています。SNS上でも「足がすくんで動けなくなったが景色は最高」「ピクニック気分で行ったらガチの度胸試しだった」といった投稿が相次ぎ、若年層のグループやカップルが列をなしています。

一方で、家族連れの評価を支えているのが、頭と体を使ってコースを進む思考型アスレチック「ピカソのタマゴ」です。迷路や傾斜をクリアしていく無料エリアのアトラクション群は、かつてのピクニックランドが持っていた「自然の中で子どもを思いきり走らせる」という教育的価値をそのまま色濃く受け継いでいます。

さらに宿泊エリア「PICAさがみ湖」では、テント設営や火起こしに不慣れな層でも気軽に泊まれるコテージやトレーラーコテージが整備され、夜は手ぶらでバーベキューを楽しんだ後に「さがみ湖温泉うるり」の良質な湯に浸かるという、都市型キャンパーの理想的な導線が完成しています。かつて飯盒炊爨(はんごうすいさん)に苦戦した記憶を持つ親世代が、快適なグランピング施設として我が子を連れて再訪する光景は、現場でも日常的に見られる風景です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。