中古車選びで多くの購入希望者が直面するのが、ランクル300のディーゼルとガソリンの違いです。それぞれのパワートレインには明確な特徴と市場評価の差が存在します。
3.5L V6ガソリンツインターボ(V35A-FTS)は、415ps/650Nmという圧倒的な瞬発力を誇り、中東などのガソリン車需要が高い地域への輸出相場と強く連動します。また、7人乗り仕様が選択できるのはガソリンモデル(ZX/VX/AX)のみであるため、ファミリー層や多人数乗車を想定するユーザーからの引き合いが強い特徴があります。
一方、3.3L V6ディーゼルツインターボ(F33A-FTV)は、700Nmの極太トルクによる豪快な牽引力と長距離巡航時の優れた燃費性能(実燃費8〜10km/L前後)が魅力です。ただし、構造上の都合により5人乗り仕様のみの設定となるため、国内実需層で「7人乗りが必須」というユーザーは選択肢から外れる点に留意しなければなりません。
リセールの観点で見ると、短期〜中期での海外輸出を見据えるならガソリン7人乗り(特にZX・GR SPORT)が手堅く、日常的な燃料コストを抑えつつ国内で長く乗り続ける実用性重視ならディーゼルという住み分けが確立されています。