コストコ再販店は本当に儲かるのか?相次ぐ閉店の裏側と利益率の真実

コストコ再販店は本当に儲かるのか?相次ぐ閉店の裏側と利益率の真実

コストコ再販店は本当に儲かるのか?相次ぐ閉店の裏側と利益率の真実の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

コストコ再販店という業態がなぜ成立するのか、その根底にある仕入れの仕組みと法的な位置づけを整理しておきましょう。

コストコは一般的なスーパーマーケットとは異なり、会員制の「ホールセール(卸売り)」業態を採用しています。利用規約上、会員が購入した商品を第三者へ転売・再販売する行為は公式に認められており、規約違反や違法行為には当たりません。仕入れ方法は極めてシンプルで、店舗オーナーがコストコの「ビジネス会員(法人・個人事業主向け)」や「エグゼクティブ会員」となり、実店舗の倉庫店で直接商品を大量購入して自店舗へと運び込みます。

しかし、法的なリスクが完全にゼロというわけではありません。最大の関門となるのが「食品の小分け販売に伴う営業許可と表示義務」です。

コストコ名物のディナーロールやハイローラー、大型ピザなどをそのまま未開封で転売する場合は、一般的な食品衛生責任者の配置や届出等で足りるケースが多いものの、パックを開封して2個入りや4個入りなどに「小分け販売」する際には、管轄の保健所から「菓子製造業許可」や「そうざい製造業許可」「飲食店営業許可」などの取得が必須となります。さらに、小分け後のパッケージには「食品表示法」に基づき、原材料名、アレルゲン、消費期限、保存方法、加工者(自店舗名・所在地)を明記した食品表示ラベルを正確に貼らなければなりません。過去には、無許可での小分け作業や表示不備によって行政指導を受け、営業停止に追い込まれたずさんな店舗も実在します。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。