1989年よりフジテレビ系列で放送された旧アニメ版(『らんま1/2』および『らんま1/2 熱闘編』)は、今では考えられないほど大胆な描写が茶の間に流れていたことで知られます。驚くべきことに、これらのエピソードの多くが毎週金曜や木曜の夕方17時〜19時台の全国ネットで放送されていました。
旧アニメにおいて特に語り草となっている代表的なお風呂回や神回は以下の通りです。
・第1期 第1話「中国からきたヤバイやつ」
物語の幕開けにして最大の衝撃回。天道家のお風呂に突如現れた女らんまと、入浴中だったあかねが鉢合わせする混浴シーンが描かれました。湯気こそあるものの、旧作初期特有のセル画の艶やかな作画で堂々と描写されています。
・第1期 第15話「激烈少女シャンプー登場 ワタシ命ささえます」
中国から乱馬を追ってきたシャンプーが天道家の風呂場に乱入するエピソード。好意を寄せる乱馬(男)に対して積極果敢に迫るシャンプーの姿は、当時のアニメファンを熱狂させました。
・熱闘編 第20話(通算38話)「すずらん寺の乱馬を愛した花嫁」
露天風呂や川辺での水浴びなど、シチュエーションを変えたサービスカットがテンポよく挿入される屈指の作画回として評価されています。
当時の放送コードは現在よりも緩やかであり、制作陣の卓越した演出力と相まって、ギャグと色香が絶妙に同居したアニメ史に残る名場面が量産されました。