ネット上の簡易レシピの中には「サラダ油がないときは生クリームや牛乳を少し入れればコーティングチョコになる」と紹介されているケースが見受けられますが、これは重大な失敗を招く誤解です。
生クリーム(水分約50〜60%)や牛乳(水分約88%)には大量の水分が含まれています。チョコレートに生クリームを混ぜると、それはコーティングチョコではなく「生チョコ(ガナッシュ)」の組成になります。生チョコは口溶けが滑らかな反面、常温でも冷蔵でもカチッと固まることはなく、表面を触ると指にベッタリと張り付いてしまいます。
固まるコーティングを作りたい場合は、水分を含む乳製品ではなく、水分を含まない純粋な油脂(植物油、カカオバター、無塩バターの上澄み油)を使用しなければなりません。この原則を理解しておくだけで、レシピ選びでの失敗を100%防ぐことができます。