コバルトツリーモニターの導入を検討する際、最も誤解してはならないのが「性格」と「接し方」です。本種は非常に知能が高く、周囲の動きを鋭敏に観察する反面、極めて警戒心が強く神経質な気質を持っています。
サバンナモニターやフトアゴヒゲトカゲのように「手の上でおとなしく撫でられる」「ベタ慣れして抱っこできる」というタイプではありません。無理にケージから掴み出そうとすれば、鋭い爪で飼育者の腕を傷つけたり、強いストレスから拒食に陥ったりする原因になります。
ただし、飼育環境が落ち着き、毎日の給餌を通じて「人間=危害を加えない給餌者」と認識させることができれば、ピンセットから直接餌をひったくるように食べたり、ケージ前面に出てきてアイコンタクトを取ったりする愛らしい姿を見せてくれます。基本的には「レイアウトされたテラリウムの中で、躍動する生態美を鑑賞するトカゲ」として接するのが飼育成功の秘訣です。
寿命に関しては、万全な設備と栄養バランスを保った場合、飼育下で10年〜15年以上生きます。大型ケージの維持管理を含め、15年先まで責任を持って飼育できる生活設計が不可欠です。