ロッカー式納骨堂の最大の魅力とされるのが「費用の安さ」です。しかし、表面的な販売価格だけで判断すると、思わぬ維持費や追加請求に直面することになります。
2026年時点の市場データによると、ロッカー式納骨堂の費用相場は1区画あたり20万〜80万円程度です。一般的な一般墓(墓石建立型)の相場が150万〜250万円であることを考えると、初期費用を3分の1以下に圧縮できます。
納骨堂の永代供養料の内訳
契約時に支払う「一括料金」には、通常以下の項目が含まれています。
- 永代使用料(永代供養料):所定の区画を一定期間使用し、寺院・管理者が永代にわたり供養を行う対価。
- 遺骨の収蔵・安置費用:骨壺の納骨作業および所定スペースの利用権。
- 銘板・プレート彫刻代:扉やネームプレートに故人の戒名・俗名・没年月日を刻む費用(1万〜3万円程度、基本料金に含まれる場合もあり)。
- 合祀移行後の永代供養料:個別安置期間終了後、合祀墓へ埋葬し永代供養を継続するための前払い費用。
見落としがちな「ロッカー式納骨堂の年間管理費」と更新費用
契約前に必ず確認すべきなのが、ロッカー式納骨堂の年間管理費の有無です。相場は年間5,000円〜15,000円程度ですが、30年間払い続ければ15万〜45万円の累積出費となります。最近では「年間管理費不要(一括前払い)」を謳うプランも増えていますが、その分初期費用が高めに設定されている場合があるため、総額での試算が欠かせません。
さらに、1区画に収容できる骨壺の数は「1〜2霊」が標準的です。夫婦や家族で利用する場合、追加で納骨するたびに「追加納骨料(3万〜5万円/霊)」や「改葬手数料」が発生するケースもあるため、規約の細部まで確認が必要です。