ウェブ上の解説記事で散見される最大の誤解は、「detectiveとinvestigatorは単なる同義語でどちらを使っても良い」という雑な説明です。この2つの単語には、本質的な「捜査範囲」と「行動原理」の違いが存在します。
detectiveとinvestigatorの違い
・Detective:主に「すでに発生した犯罪(殺人、強盗、詐欺など)」の手がかりを追い、犯人を特定して立件することを主眼とします。刑事司法制度と直結した言葉です。
・Investigator:犯罪捜査に限らず、「事実関係の網羅的な調査・確認」を行う者を指します。保険金の不正請求を調べる「Insurance Fraud Investigator」、社内のハラスメントを調査する「Corporate Investigator」、人権侵害を調べる「Human Rights Investigator」など、適用範囲が圧倒的に広いのが特徴です。
「ちょっと探偵っぽいことをしてみた」と友人に冗談めかして言いたいときに「I became a detective」と言うと、「えっ、警察学校を出て刑事になったの?」と受け取られかねません。そのような場合は後述の例文のように「do some detective work」や「do some digging」と動詞表現を用いるのが自然です。