Q1:大人の場合、38.0度ちょうどですが頭痛がひどくて眠れません。飲んでも構いませんか?
A1:はい、服用して問題ありません。大人の解熱剤使用は、体温の数字そのものよりも「苦痛の除去と睡眠の確保」が優先されます。激しい頭痛によって眠れず体力を削られるデメリットの方が大きいため、食後に胃薬を併用するか、十分な水とともに服用して身体を休めてください。
Q2:子供の体温計が39.2度を指していますが、本人は機嫌よく水分も摂れています。薬は使うべきですか?
A2:無理に使う必要はありません。熱が39度を超えていても、機嫌がよく水分がしっかり補給できており、夜も眠れているのであれば、身体の免疫システムが順調に病原体と戦っている状態です。薬で無理に下げようとせず、薄着にして室温を快適に保ち、脱水を防ぎながら様子を見守るのが小児医学の基本です。
Q3:解熱用の座薬を入れてから何時間あければ、次の飲み薬や座薬を使えますか?
A3:原則として最低でも5〜6時間はあけてください。座薬であっても飲み薬であっても、主成分(多くはアセトアミノフェン)は腸や胃から吸収されて血液中を巡り、肝臓で代謝されます。形状が違っても身体にとっては同じ薬ですので、「座薬の後に飲み薬なら大丈夫」と誤認して短い間隔で投与すると、重大な肝障害を引き起こす恐れがあります。
Q4:解熱剤を飲んでも37度台後半までしか下がりません。薬が合っていないのでしょうか?
A4:薬は十分に効いています。解熱剤の効能は「平熱(36度台)に戻すこと」ではなく、「体温を一時的に1〜1.5度ほど下げて、苦痛を和らげること」です。39度前後の熱が37度台後半〜38度前後に下がり、少しでも楽になって水分を摂ったり眠れたりしていれば、投薬の目的は完全に達成されています。