姫路城の「白」と対比され、その黒さから「烏城」の名で親しまれる岡山城。戦国大名・宇喜多秀家によって築かれたこの城は、不等辺五角形という独特の形状を持つ天守台に建てられている。2022年の大規模改修によって耐震性が強化され、外壁の黒漆も美しく塗り直された。2026年現在、その漆黒の輝きはさらに深みを増し、訪れる者を中世のロマンへと誘う。
城の美しさは外観だけにとどまらない。天守閣の最上階からは、隣接する日本三名園の一つ「後楽園」と岡山市街を一望できる。この借景の美しさこそ、岡山城が持つ唯一無二の魅力と言えるだろう。