低層階の商業ゾーンに目を移すと、そこにはかつての「駅ビル」のイメージとは異なる活気が満ちている。特に注目すべきは、増床されたシェアオフィスとコワーキングスペースだ。リモートワークが完全に日常に溶け込んだ2026年、ここは名古屋のベッドタウンという位置づけから脱却し、独自のクリエイティブクラスが集まるハブとしての機能を強めている。
平日の昼下がり、ノートPCを広げる若手起業家や、地元企業の新規事業担当者が熱心に議論を交わす姿が見られる。JR岐阜駅直結という抜群のアクセス性は、名古屋からの通勤圏内でありながら、固定費を抑えて良質な環境を手に入れたいスタートアップにとって、これ以上ない選択肢となっているのだ。