かつて岐阜市街地の至る所で見られたリヤカーや移動式軽トラックの屋台ですが、道路交通法や食品衛生法、各自治体の道路占用許可基準の厳格化により、公道上での固定営業は全国的に困難となっています。岐阜市内においても、昭和から平成初期にかけて繁華街を賑わせた完全な路上ゲリラ営業はほぼ姿を消しました。
しかし、屋台ラーメンの火が完全に消えたわけではありません。現在の岐阜における屋台ラーメンは、「商業施設やパチンコ店の敷地内(私有地)での定期出店」、あるいは「保健所の営業許可を取得した移動販売車(キッチンカー)形式での特定スポット出没」という形で進化を遂げています。特に2026年現在では、岐阜市東部から各務原市を結ぶ国道沿いや、羽島市内の幹線道路周辺、そして週末の深夜に岐阜駅南口側や柳ヶ瀬近郊の指定スペースに姿を現すケースが主流です。
営業時間は店舗によって異なるものの、基本的には20時〜21時頃にオープンし、深夜1時〜3時頃までスープがなくなり次第終了というスタイルが大半を占めます。週末の金曜日や土曜日には、お酒を飲んだ後の締めラーメンを求めるサラリーマンや若者で深夜2時を過ぎても行列ができる光景が見られます。