側室とは?正室・愛人との違いと大奥の身分格差、廃止の真相を徹底解説

側室とは?正室・愛人との違いと大奥の身分格差、廃止の真相を徹底解説

側室とは?正室・愛人との違いと大奥の身分格差、廃止の真相を徹底解説とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

Q1:側室の子供は全員が跡継ぎになれたのですか?
A1:いいえ、自動的に跡継ぎになれたわけではありません。武家社会では原則として正室の子が最優先され、側室の子は男子であっても「庶子」として一段低い扱いを受けました。正室に男子が恵まれない場合に限り、当主や重臣たちの協議によって指名された子が跡継ぎとなりました。指名から外れた他の男子は、他家への養子に出されるか、寺社に入って出家させられるのが通例でした。

Q2:徳川将軍で側室を持たなかった人物はいますか?
A2:歴代15人の将軍の中で、公式に側室を持たなかったとされるのは2代将軍・徳川秀忠(正室は浅井三姉妹の江)のみです。ただし、秀忠にも秘密裏に侍女との間に生まれた子(後の保科正之)が存在したため、実質的に側室制度と無縁であった将軍は一人もいなかったというのが歴史の真相です。

Q3:側室と現代の不倫相手や愛人との一番の違いは何ですか?
A3:最大の決定打は「社会および法による公認の有無」です。歴史上の側室は、主君の家を存続させるための公的な役職として認められ、正室の承認のもとで迎え入れられ、俸禄が支払われる公的地位でした。対して現代の不倫相手や愛人は、法的な婚姻秩序を破壊する違法行為(不法行為)とみなされ、社会的な権利や公認を一切持ちません。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。