ネット上のQ&Aサイトやコミュニティでは、一部で事実とは異なる誤解や噂が流通しています。その代表例が「時を遡る前に取っておかないと消滅するアイテムがあるのではないか」という懸念です。
明確な事実として、最後の鍵およびそれによって開く宝箱に、永久に取り返しのつかない要素(時限要素)は存在しません。第2部から第3部(過去の世界)へ移行する際、プレイヤーが所持していた重要アイテムや装備はすべて引き継がれます。また、過去に戻ったことで一部のダンジョン形状が変化しても、最後の鍵で開く牢屋の配置は第3部の世界に最適化された形でしっかりと残されています。
さらに、オリジナル版(PS4/3DS)と『ドラゴンクエストXI S』との違いについても整理しておく必要があります。
最後の鍵の入手時期や神の民の里の太陽の神殿で手に入るという根本的な仕様は『11S』でも一切変わりません。ただし、『11S』では以下のプレイヤビリティ向上が図られているため、鍵回収の体感ストレスが劇的に緩和されています。
『11S』ではダッシュ機能およびバトル速度の「超はやい」設定が追加されたため、広大なダンジョン(天空の古戦場など)の深層へ潜る時間や、町中の移動にかかる実所要時間がオリジナル版の半分以下に短縮されています。また、「ヨッチ村の祭壇(冒険の書の世界)」におけるクエスト群においても、本編で手に入れた最後の鍵の存在が特定の進行条件に影響を与えるケースがあり、やり込み層にとっての鍵の重要度はさらに増しています。
モード切り替え(2Dモードと3Dモードの変更)を行う際も、宝箱の開閉フラグは正常に同期されるため、「2Dモードに切り替えたら宝箱が消えた」といった不具合を心配する必要もありません。
【プロの結論】探索を最速で完遂する人と迷走する人の判断基準
最後の鍵を手に入れた直後、どのような順序で世界を巡るべきかには、プレイスタイルに応じた明確な分岐基準が存在します。
【真っ先に全回収へ向かうべき人】
低レベル攻略を目指しているプレイヤーや、裏ボス周辺の戦闘難易度に不安がある方です。特にダーハルーネ(メタルキングベスト)、プチャラオ村(けんじゃのいし)、荒野の地下迷宮(メタルキングの盾)の3箇所は、戦闘の手間をかけずに防衛性能を最高水準まで引き上げられるため、最短でルーラ巡礼を行う価値があります。
【ストーリー進行と並行させるべき人】
移動や探索によるテンポの停滞を嫌うプレイヤーです。天空の古戦場のように、深層まで潜るのに一定の戦闘回数を要するエリアは、関連するクエストやネルセンの試練へ挑む準備段階で立ち寄る方が無駄な往復を省けます。無理に一度ですべてを回収しようとせず、「近くの町に寄ったついでに牢屋を空ける」スタンスを取るのが、最もモチベーションを維持しやすい賢明なアプローチです。