山内アナのジャーナリストとしての真骨頂が発揮されたのが、2024年1月1日に発生した能登半島地震でした。津波警報が発令された直後、スタジオの山内アナは通常のアナウンスの枠組みを超え、強い口調で必死の避難を呼びかけました。
「今すぐ逃げてください!」「テレビを見ていないで逃げてください!」と絶叫にも似た迫真の声で訴えた背景には、初任地である金沢放送局で過ごした4年間の経験があります。石川県の地理や風土、そこに暮らす人々の顔を直感的に知っていたからこそ、型通りの原稿読みではなく、心からの切迫感がこもった呼びかけとなりました。この対応は「アナウンサーの真の役割を果たした」として、放送倫理や災害報道の観点からも極めて高い評価を得ました。