逸見政孝さんの死後、家族にも度重なる試練が訪れました。一家の大黒柱としてローン返済に奔走した妻・晴恵さんは、エッセイストとしても高い評価を得ていましたが、2010年10月、子宮頸がんのため61歳でこの世を去りました。夫の死因と同じがんに倒れたことは、多くの人々の涙を誘いました。
残された子どもたちは、それぞれの場所で着実に自らの人生を歩んでいます。長男の逸見太郎さんは、父と同じ表現者の道を志し、俳優や司会者として活動をスタート。TOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』では、長年にわたりメインMCを担当し、癖の強いコメンテーター陣を巧みにさばく手腕で、父譲りの司会力を証明しました。私生活では一般女性と結婚して子どもにも恵まれ、父から受け継いだ誠実さを胸に活動を続けています。
一方、長女の逸見愛さんもかつて女優やタレントとして活動し、情報番組のレポーターや舞台などで活躍しました。現在はメディアの第一線からは距離を置き、落ち着いた私生活を送っています。両親をともにがんで亡くすという過酷な運命を乗り越え、兄妹は今も温かな絆で結ばれています。