1988年に「グリーンスタジアム神戸」として開場した本球場は、日本のスタジアム史における重要な転換点となったエポックメイキングな建築物です。当時、日本国内では人工芝のドーム球場や多目的競技場が主流となりつつあった中、大リーグの本場を思わせる「左右非対称のグラウンド」「美しい天然芝」「広告看板を抑えた緑の景観」を掲げて誕生しました。
このグラウンドは、1990年代にオリックス・ブルーウェーブの黄金期を支え、若き日のイチロー選手が数々の大記録を打ち立てた舞台でもあります。1995年の阪神・淡路大震災の際には、被災した街と市民の復興のシンボルとなった「がんばろうKOBE」の合言葉のもと、同球場でリーグ優勝と翌年の日本一を成し遂げました。
現在でも、当時の熱狂や記憶を胸に刻むオールドファンから、初めて訪れてその開放感に圧倒される若い世代まで、世代を超えて特別な敬意を集め続けています。