新学期シーズンになると配布される学校斡旋の封筒を見て、選択肢の少なさやデザインの好みに疑問を抱く保護者は少なくありません。実際、現場の教員や画材流通関係者への取材によると、学校斡旋品とネット通販で販売されている大手メーカー品の間で、絵の具自体の品質や基本的な道具構成に決定的な差異は存在しないことが分かっています。
学校斡旋品は、文溪堂や光文書院、青葉出版といった教材会社が企画しており、地域や学校の指導方針に100%合致しているという絶対的な安心感があります。一方でネット通販は、デザインの選択肢が数百種類に及び、ポイント還元やセールを活用することで実質2,000円台後半から4,000円前後と、斡旋品(定価3,500円〜4,500円程度)と同等以上の高スペック品を割安に入手できるメリットがあります。
唯一注意すべきなのは、「学校指定の仕様」が存在するかどうかです。例えば「パレットはカラーシール付きの15色用」「絵の具はラミネートチューブ入り12色(白2本入り)」「筆洗は4槽タイプ」といった細かな指定がある場合、ネット購入でもその条件を満たしているかセット内容の確認が欠かせません。