サンクチュアリ教会がアメリカで勢力を維持・拡大している最大の要因は、アメリカ国内の極右勢力や親トランプ派(MAGA運動)との親和性の高さです。文亨進氏と文國進氏は、熱烈なアメリカのトランプ支持を公言し、保守派の集会や銃愛好家のイベントに積極的に登壇してきました。
現地報道や公開映像によると、2021年1月6日に起きた米連邦議会議事堂襲撃事件の当日、文亨進氏はワシントンD.C.の現地に赴き、支持者たちとともにデモに参加していました。彼らの主張は、ディープステート(闇の政府)陰謀論や反共産主義、反リベラル思想と深く結びついており、銃規制に反対する米国の白人キリスト教福音派層や愛国者団体ともネットワークを構築しています。
さらに近年では、ペンシルベニア州のみならず、テネシー州東部の山間部に広大な土地を購入し、「神の王国(シェイクスピア・キャピタル)」と称する武装自給自足コミュニティの建設を進めています。そこでは終末思想に基づき、食料の備蓄や軍事レベルの防衛訓練が行われており、米国のアナリストからは「宗教的ミリシア(私兵組織)化している」との警戒感も示されています。