「編み図の記号を見るだけで頭が痛くなる」という未経験者でも、シュシュ作りは極めてシンプルな工程に落とし込めます。基本構造は「ゴムを芯にして細編みで覆う(1段目)」→「鎖編みと長編みで急激に目数を増やす(2〜3段目)」のわずか3ステップで完結します。
美しい立体感を出すための標準的な構成パターンは次のとおりです。
- 1段目(土台作り):市販のヘアゴムを包み込むように細編みを70目〜90目編み入れます。ゴムを適度に伸ばしながら編み進めることで、装着時に編み地が突っ張る事態を防ぎます。編み終わりは最初の細編みの頭に引き抜き編みをします。
- 2段目(立ち上がりと増し目):鎖編み3目で立ち上がり、前段の細編み1目に対して「長編み3目」を編み入れていきます。1目が3目に増えるため、この段階で急激な波打ち(ドレープ)が発生します。
- 3段目(フリルの仕上げ):立ち上がり後、前段の長編み1目に対してさらに「長編み2目」または「長編み1目+鎖編み1目」を編み、縁取りを柔らかく仕上げます。最後に糸を10cm残して切り、とじ針で糸始末を行います。
フリルをよりボリューミーに見せたい場合は、セリアレース糸編み方のトレンドでもある「長々編み」を取り入れるか、鎖編み5目のネット編みを多層に重ねる手法が効果的です。編み地が驚くほど軽やかに波打ち、髪に巻いた際の華やぎが倍増します。