木嶋佳苗は、婚活サイトなどを通じて出会った男性3名を練炭自殺に見せかけて一酸化炭素中毒で殺害し、総額1億円以上にのぼる遺産や現金を騙し取った容疑で2009年秋に逮捕されました。料理教室に通い、高級外車を乗り回す「家庭的なセレブ女性」を巧みに演じ分け、被害男性たちの心理的な孤独に付け込んだ手口は、裁判員裁判でも極めて冷酷と断じられました。
2012年のさいたま地裁による一審、2014年の東京高裁控訴審を経て、2017年4月に最高裁が上告を棄却し死刑が確定しました。しかし、判決確定後も彼女の特異な言動は収まるどころか、獄中からの手記発表や支援者との濃密な交流を通じて、外部の社会に対して異様な存在感を放ち続けています。