フィットネスやトレーニングの領域で「ビルドアップ」という言葉を聞く場合、主に陸上長距離走のビルドアップ走を指すケースが一般的です。これはスタート時のゆっくりとしたジョギングペースから、距離や時間の経過とともに段階的にスピードを上げていく持久力強化メニューを意味します。心肺機能の向上やレース終盤の粘り強さを養うために多くのランナーが取り入れています。
一方で、筋トレや体作りの現場で「筋肉を大きくして体をサイズアップさせる」という意味で使われる用語は、ビルドアップではなくバルクアップです。この2つは混同されやすいため、明確な違いを押さえておきましょう。
・ビルドアップ(Build up):走り込み等で段階的に強度を高める練習法、または全身のコンディションを総合的に整え鍛え上げること。
・バルクアップ(Bulk up):十分な栄養摂取と高負荷なウエイトトレーニングによって、筋肥大を促し筋肉の「バルク(体積・厚み)」を増やすこと。
体を大きく逞しくしたい目的であれば「バルクアップ」、持久力や動ける機能的な体作り、スピードの持続力を目指すのであれば「ビルドアップ走」や全身調整を意識したメニューを選択するのが正解です。