東京の第一線から離れた加藤晴彦が向かった先は、生まれ育った愛知県名古屋市でした。彼が名古屋への拠点移動を決断した背景には、仕事のペースを見直すこと以上に「家族と実家への強い思い」がありました。
一人っ子として育った加藤は、高齢に差し掛かる両親の健康や将来を真剣に案じていました。「親が元気なうちにそばにいて、一緒に過ごす時間を大切にしたい」という家族思いの性格が、住まいを名古屋に完全移行させる決定打となったのです。
名古屋に戻った加藤は、東海エリアのローカル局を中心に活動を再開。中京テレビ、東海テレビ、CBCテレビなどの情報番組やバラエティでレギュラーを持ち、「地元・名古屋に根差した頼れる兄貴分タレント」としての地位をゼロから再構築していきました。キー局の激しい視聴率競争から離れ、地域に寄り添った番組作りに関わることで、本来の飾らない持ち味を存分に発揮するようになったのです。