残された子どもたちの中で、唯一メディアの前で実態を語り続けているのが長男です。彼は自著『死刑囚の子』やテレビのドキュメンタリー番組において、事件直後から児童養護施設で受けた激しいいじめ、就職や婚約の破談、そして居場所を奪われ続けた過酷な半生を赤裸々に告白しています。
長男の証言によると、長女は兄弟姉妹の中でも最も多感な中学生の時期に事件に直面したため、世間からの激しいバッシングを直接受け止めざるを得ませんでした。施設退所後も素性を隠しながら職を転々とし、人間関係を築こうとするたびに「林真須美の娘」という事実が付きまとう恐怖と戦っていたと語られています。
長男が当時の特番インタビューや手記で語った「母が逮捕されたあの日から、私たちの時計は止まったまま。普通に生きることすら許されない空気の中で、姉は誰にも相談できず一人で抱え込んでいた」という言葉は、加害者家族が抱える絶望的な孤立を端的に物語っています。