インターネット上の掲示板やSNSでは、「葉山は派手なパーティーが開かれるセレブの街」「夜な夜な芸能人が集まる豪邸街」といったイメージが語られることがあります。しかし、現地取材と実態調査から見えてくる現実は全く異なります。
葉山町は歴史的に、都市計画法上の規制が厳格に定められており、風致地区指定や第一種低層住居専用地域が多くを占めています。高さ制限や建ぺい率の厳しい管理により、巨大な高層リゾートマンションや派手な商業ネオンは建設できません。街灯も最小限に抑えられており、夜になると波の音と虫の声しか聞こえないほどの深い静寂に包まれます。
そのため、夜の社交場を求めるタイプの有名人は麻布や六本木、あるいは海外リゾートに留まり、葉山を選ぶ芸能人は「飾らない日常」や「家族との静かな対話」を求める実力派や文化人が大半を占めています。ネット上の過激なセレブ像と、葉山本来の素朴で上質なローカルカルチャーとの間には大きなギャップが存在します。